図書館の 退館時間を 思い出す
ラフォリアをきいて 帰っていたよね

わたしが通っていた大学の図書館は、退館時間になるとラフォリアが鳴ってたんだ。いつも遅くまで勉強していたね。

人間に なるのがちょっと 早かった
白神山地の 苔がよかった

森の奥って案外色んな音がしてにぎやかだけど、とりあえず人間は少ないからそっちの方がいいなあ。苔はかわいくて好きです。よく見ると一生懸命頑張ってるんだよ。

一日を 君はどうして いただろう
オカメインコが 夢に出てきた

一番後悔していることかもしれない。わたしにとって最もつらかった時期、うちにはオカメインコがいたのですが、もっともっとかわいがることはできたと今でも後悔しています。特に日中は留守にしていたから、ずっと寂しかったんじゃないだろうか。
ふわふわの羽毛と、甘噛みしてくれたことをよく覚えています。この間昔の手帳を開いたら羽が一枚落ちてきて、無性に会いたくなってしまった。

肉と皮 価値が如何ほど 付いたとて
それは結局 外面(そとづら)だろう

と思った。

喫茶店 うち出でて見れば ぬばたまの
チョコの高嶺に 雪は降りつつ

これしか知らない百人一首「田子の浦」のオマージュです。ケーキはガトーショコラが好き。上に粉砂糖が降られていたり、クリームが乗っているともっと好きです。

見た目とか 使う言葉は 似ていても
常にどこかが 少しはみ出る

どんな組織、グループ、人たちとかかわっても、いつもどこか馴染めていない気がしてた。いつかバレてしまうんじゃないかって。

天井は 揺れる水面だ 午後三時
仰向けのわたし 五畳の水槽

あーーーーもう無理だって思って、床で大の字になってたら、洗濯ものが揺れてる影が水面みたいだった。仰向けで海底に沈む夢は、なぜか昔からよく見ます。

陽のあたる 時間は嫌いだ いつまでも
追いかけられてる 気持ちになるから

チャットが来たら即レス!のルールがある会社だったので、ハーヤレヤレちょっと休憩……がなかなかできなくてしんどかった。大げさかもしれないけど、他人のペースで人生生きるのは基本的にしんどいよね。

仰向けに なった枕で 重力を
感じる朝は どこも重たい

頭痛すぎて布団に縫い留められたのかと思う日がありました。自分の精神や意識は「今日一日ならなんとかなる」「ここで休んだら信頼を失う」と考えていても、実際問題、身体からの危険信号は無視しちゃいけないと思います。人体は結構正直で、一つの指標になり得ます。

人間の 一番価値が あるところ
腑分けをしても そこにないもの

その時代の社会通念的な「美しさ」とか「格」みたいなものって、特に現代では資本主義と切っても切れない関係にある気がします。いい身なりをするのはお金がかかるし、最低限のラインはどんどん上がっている気がする。
じゃあお金を上手に稼げる人が偉いのか? お金を稼げない人はダメなのか? と言ったら、人間の価値はそこじゃないだろうと思うんだよなあ。